はじめに
神奈川県茅ヶ崎市に来て、35年以上の年月が経ちました。今思えばよく言われるように、長いようで、あっとゆう間の33年でありました。若いころは、たくさん苦言をもらい、たくさん失敗をしました。うまくいったなと思う経験は、数少ないものでした。未だ発展途上でありますし、模索の日々が続いて現在まで来ています。
しかしながらこれまでそろばんと小・中学校の学習を通して、ライトに通ってくれた子供達やその家族の方々、今まで支えてくれた人たちに感謝の気持ちで一杯です。本当に有難うございました。これからも携わった子供達やまた地域社会の貢献(幼稚園・小学校でのそろばんボランティア指導)のために、少しでもお役に立てればと思い、スタッフ一同日々精進していきたいと考えています。
これからのライト
昨年から子供たちや自分たちの教室運営に役に立つことを求めて本を買ったり、またはセミナーに参加したりしていました。すると2014年2月に、ミラクル即アップ協会・富永研究所の代表であります富永先生のセミナーに参加させてもらうことになりました。そのセミナーで富永先生の話される内容が、自分達が失敗した経験や、今現在悩んでいる教室運営に多くあてはまる内容でした。その話の中で富永先生も自分たちと同じ経験をして、今現在に至っていることを知りました。セミナーが終わったとき深い感銘を受けると同時に、久しぶりにやる気が漲って来たのを今でも覚えています。
そして、すぐ教室に帰り富永式の手法を勉強し、子供達に実際に体験してもらうことにしまた。タイミングよく1か月後の2014年3月に学年末試験がありました。その試験の結果が返ってきたとき驚きました。成績の良い子たちが上がるのは・・・、と思っていましたが、今までなかなか成績が上がらなかった生徒達のテストの点数がいきなり上がったのです。例えば社会の点数が41点から71点に上がった生徒や、理科の点数が51点から81点に上がった生徒など、ほぼ全員が定期試験の点数や成績が下がることなく上がったので、これは凄いと思いました。そしてもっと早く生徒たちに還元できるようにと思い、更にセミナーを受け続けました。すると生徒達の進行状況がさらに見違えるほどよくなりました。
あれからあっという間に1年が経ちました。これからはライトに携わったすべての子供たちに、100%の確率で、全員の成績アップや結果を残してあげたいと思っています。そのことが、今、可能になろうとしています。また子供たちの未来のために、少しでもお役にたてればと考えています。スタッフを代表しまして、これからもライトを宜しくお願い致します。
子供を自立させる
成績を上げるためには生徒自身が積極的に取り組もうという意思が必要不可欠です。いかに良い教材を与えても、どれだけ素晴らしい環境を作ってあげても、肝心の本人がやる気になってくれなければ話になりません。
やる気・・こればかりは口で「やる気を出しなさい!」といって、はいわかりましたとやる気が出るなんてことは不可能です。やる気は本能レベルの問題だからです。理屈で言って聞かせても絶対に無理です。子供の心は生まれて今まで生きてきたその過程で作り上げられた結果だからです。じゃどうすればいいのでしょうか。過去は変えられません。しかし、未来は変えられます。未来は現在を変えることによって変わってきます。ですので、今行動を変えるしかないのです。
ある脳科学者によると子供のやる気を育てるために大切なことは、成功体験をどれだけ経験したかによるそうです。成功体験とは決して大きなものである必要はありません。ほんのちょっとしたことでも達成感を感じることができればいいそうです。
小さな達成感の積み重ねが知らず知らずのうちに積極的な人間を作り出しているのです。子供は自分自身の感情や気持ち意思に対して明確に理解できていることはありません。すべての行動や思考は無意識的に行われています。つまり気が付いたら行動していた・・・というのが子供の本音なのです。そこには意識せずとも知らないうちにプロセスをたどらせ、結果に導く「仕組み」が必要になってきます。ライトのメソッドとはまさにその無意識で学習プロセスをたどらせ、結果を出し、気が付いたら積極人間になっていた、成績が上がっていた、学習習慣が身に付いていた・・という結果に至らせるものなのです。子供は理屈では動きません。脅かしても、なだめてもダメです。結果を体感させる。成功体験を味わわせる。達成感の喜びを体感させる。これが子供たちを人生の成功者へ導く大きな原動力になるのです。
子供の未来を変えるには現実を変えることです。今行動することによって子供の未来が変わるのです。
成績が上がらない原因は・・・?
テストで点数が取れない原因は知識が曖昧であるということつきます。なぜ、知識が曖昧かというと学習量の不足によるものです。体に染み込むほどのトレーニングの量が足りてないのです。また、正しい学習法を知らないことも大きな原因の一つです。もう一つ何を覚えればいいのか分からないということ。つまり必要な情報がわからないということも大きな原因です。良い成績を取るための必要な情報が明確であり、また、それを身に付ける正しい学習方法を知り、その上に体にしみこむほどのトレーニングを行えば結果はすぐに出てくるのです。つまり、生徒が何を、どのように、どのくらいの量をやればいいのかが分かっていないということなのです。
ではどのようにすれば成績は上がるのか?
子供達の意欲があって初めて成績を顕著にのばすことが出来る。
まず当教室の学習法の大前提から述べさせていただきます。成績を目に見えて顕著に上げるために欠かせない絶対条件があります。それは、生徒たちが意欲を持って主体的に取り組もうとする姿勢です。無理矢理に勉強させても結果は出ません。それは皆さんよく御存じのことと思います。ですから、この学習方法はまず子供の意欲を引き出すということからはじまります。意欲を引き出すことが出来れば、後はほっといても勉強するようになるのです。
短時間で結果を出すことによって意欲がでる
強い目的意識があり、やる気を持って勉強に取り組むような生徒はほんの一部です。ほとんどの中学生はこちらが思ったほど勉強してくれないのが現実です。そのような生徒達に対してどのようにすればやる気を起こしてくれるかはとても大きな壁でした。そこで、到達したのが短時間で成績を目に見えて上げるという手法でした。短時間で成績を上げることによって自信が生まれ、やる気も出てくるのです。
必要な情報を出来るだけ最小限に絞る
では、具体的にどのようにすれば短時間で成績を顕著に上げることが出来るのでしょうか?それは、まず必要な情報を絞るということ。身に付けなければならない情報量が多すぎると、それを見ただけで学習意欲をなくしてしまいます。反対に、少なすぎると点数に出てきません。高い精度で出来るだけ情報を絞るのです。そうすることによって短時間で直接点数に結び付けることが出来ます。また、短時間で出来るので反復できる回数も増えます。出来るだけ短時間で成績を上げることがやる気を増幅する重要な要因となります。
誰にでも出来る単純な学習方法から始める
次に、勉強のできる生徒たちが行っている学習方法と同じプロセスをたどらせることが必要であるということ。つまり、正しい学習方法を体得させるということです。しかし、学力の弱い生徒や、学習方法を知らない生徒に始めから正しい学習方法をとらせることは不可能です。ですから段階を作ってあげてステップアップさせてゆきます。つまり、始めは単純な作業で成績を上げることが重要です。どんな生徒にも出来る単純な学習方法から始めるのです。そして、それを反復しながらステップアップして行く内に子供たちはいつの間にかスキル(技術)が身に付いてゆくという過程をたどることになります。そして、その過程を通して、どのようにすれば知識やスキルが身についてゆくのか子供たちは体で覚えていくのです。
結果を出すために作られた教材と学習プログラム
そのためには教材や学習プログラムが必要です。つまり形を示してあげるということです。口だけではすべての先生に均一にこのプロセスをたどらせることは出来ません。形とは、教材や学習プログラムのことです。誰にでも学習の方法が明確に分かり、且つ身に付かなければならない知識や基礎基本がはっきりと理解できる教材や学習プログラムが必要になってくるのです。
このように情報を絞り、そして単純な作業からだんだんステップアップしていくために開発した教材やプログラムなのです。成績アップに欠かせない基礎基本の重要な要素を明確にし、上からなぞっていけば知らないうちに何度も反復する、1冊終わってみるといつの間にか力がついていると実感できます。